音楽は好きで普段からよく聴く方ですが、音楽が一体何なのかなんてことはあまり考えたことがありませんでした。
今この↓本を読みながら、初めて考えさせられています。
それが必要とされる以上、やはり何かしらの意味があるのでしょう。
以下、半分くらいまで読んだところで気になった部分について簡単に。
音楽と結びつき
「音楽は、共同の営みを通して個人の脳をお互いに結びつける媒体となる」
分かりやすいところでは、民族や宗教において集団で聴いたり演奏する音楽でしょうか。
それはそれで興味深いのですが、より気になるのは我々の身近なところにある音楽についてです。
脳を結びつけるということで考えると、音楽は感情を直接伝えるコミュニケーションなのかもしれません。
音楽によってリラックスしたり、元気を出したりといった効果が生まれるのは実に不思議です。
音の響きにあるパターンと、人の神経系で起こる電気化学的プロセスのパターンは、同じ型をもっている。音楽の流れと神経の流れは同じだ。
つまりこれは言葉による情報ではなく、音の響きによって感情そのものを伝えているということです。
うーん、面白い。
音楽的意識と喜び
すごく気に入っているCDでも、何度も聴くうちに飽きてきてまた新しいCDを買ってしまう、という経験は誰しもあるかと思います。
なんでかな、と思っていたんですが
どんな種類の快楽にせよ、それは長続きせず、喜びをもたらさない
とのことで、これについては実験による話も載っていました。(説明足らずで申し訳ない。詳しくは本の方で。)
やはり脳は常に新しい刺激を欲しがっているみたいですね。
しかし、まだまだ音楽の世界は奥が深そう。
ミュージシャンを見る目も変わるかもしれません。
参考リンク
Passion For The Future: 音楽する脳
こちらのレビューがきっかけで読んでます。
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