図書館は市民の知的インフラです。
この無料サービスを活用しない手はありません。
しかも本には、個人にとっての当たり外れがあります。(私の言う「本」はたいていの場合「実用書」を指します。)
いかに評判の良い本であっても、自分にとっての新しい発見が得られなければ、それは不要なものになってしまいます。
このため、気になる本があったとしても、それを直ぐにamazonなどのオンラインショップで購入するのはリスクが大きすぎます。
店頭で立ち読みすることも一つの解決策ですが、何冊もの本を店頭でじっくり確認するとなると大変です。
図書館を利用すれば、あらかじめ気になる本を予約しておき、家に持ち帰ってじっくり内容を吟味できます。
読み終えた後で読書メモを作成すれば、大概は本を返してしまって問題ないでしょうし、よほど気に入ればこの段階で購入すればよいのです。
図書館の利用は、ツールを活用することでより身近なものになってきます。(ウェブ上から蔵書の検索・予約が可能な図書館の場合。)
リンクバーに登録
図書館を使い倒すために、まず第一ステップとしてやるべきことはブラウザのリンクバーに図書館サイトのトップおよび検索ページを登録することです。
リンクバー
よくリンクバーを非表示にしたり、全く使っていない人を見かけますが、リンクバーは便利なので是非活用されることをお勧めします。
トップページは予約状況・貸し出し状況などの画面へ進んだり、開館日の確認をする際に開くことになります。
検索ページは、特によく利用すると思うので個別にリンクバーに登録しておくと便利です。
これだけで毎回図書館のサイトを検索して訪れたり、お気に入りから図書館の項目を探し出す手間を省くことが出来ます。
検索バーから蔵書検索
次に、もしあなたが高機能なタブブラウザを使用しており、利用する図書館の検索ページがGETパラメータでの検索に対応しているならば、検索バーから直接蔵書の検索を行えるよう設定することができるはずです。
検索サイトの追加方法については、お使いのブラウザのヘルプ等で確認してみてください。
複数検索エンジンでの同時検索が可能なブラウザであれば、図書館とamazonの検索結果をそれぞれタブで同時に開くといったこともできます。
また、「選択した文字を検索」というマウスジェスチャを追加しておけば、ブログなどで気になる書籍を見つけた際、より簡単に検索できるでしょう。
ちなみに、この検索サイトの追加方法は、一度覚えてしまえば図書館以外の所でも便利に使えるはずです。
ID・パスワードの自動入力
最後に、おそらく図書館サイトを利用する上での最大の障害であろう「ログイン」作業の軽減方法について紹介します。
書籍の予約や貸し出し状況の確認をする度に、IDとパスワードの入力を求められるため、多くの人はこれを面倒に感じているはずです。
実はこの面倒な作業は、ツールを使えば一気に解消することが可能です。
実際私はこのIDとパスワードを、頭で覚えたり手動入力することなく、マウス操作だけで自動入力しています。
私が使っているのはArtTipsというWindowsを快適にする便利な機能が沢山詰まったツールです。
非常に多機能なソフトで、最初は取っつきにくいのですが、これがある環境に慣れてしまうともう手放せなくなります。
このArtTipsの設定により、私の環境ではフォームを2回右クリックすると以下のメニューが表示され、階層をたどって図書館の項目を選択することでIDとパスワードが自動的に入力されるようになっています。
ArtTips
誰でもパスワードが入力できてしまう状態になるのでセキュリティ上のリスクは伴いますが、個人で利用しているPCならば非常に有用なはずです。
似たような機能を持つツールは他にも存在するかと思いますので、探してみるのもよいかもしれません。
たとえばCharu3のキーマクロ機能を使えば、設定したホットキーの入力だけでIDとパスワードを入力させることも可能です。
*パスワードの管理は全て自己責任でお願いします。今回紹介した方法を利用して発生したいかなる損害にも責任は取れませんのであしからず。
参考リンク
意外に知られていない図書館活用術 | あすなろBLOG
キーワードからの書籍の連想検索とか、専門図書館とか。「図書館を使い倒す!」は要チェック、と。
わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 図書館を使い倒すための3冊
主に司書さんに協力してもらう人的活用術。こちらも興味深い。
関連エントリ
ナレッジエース : 月10冊以上読む読書術
本の読み方についてはこちらに書いてます。
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