先日のあふの記事は、主に現在DYNAファイラーを使っている人を対象に書いたので、元々二画面ファイラーに馴染みの無い人にはメリットが伝わりづらかったかも知れません。
二画面ファイラーを使用することの目的は、要はファイルにまつわる操作をキーボードで快適に行おうということです。
具体的にはファイルのコピー/移動から圧縮/解凍、外部ツールの起動、既存ウィンドウへのドラッグ&ドロップなどが全てキーボードで行えるようになります。
キーカスタマイズ次第でVimキーバインドによる操作(jkでカーソル移動など)も可能になりますので、キーボード派には大変お勧めなツールなのです。
さて、今回はAutoHotkeyを使ってショートカットキーであふの最大化/最小化をトグルさせる方法を紹介します。
あふの最大化/タスクトレイ最小化トグル
下準備
まず下準備として以下を行います。
- あふ設定→「各種設定(1)」→「一般」→「最小化時はタスクトレイへ」にチェック
- フルキーカスタマイズで適当なキー(例:bキー)に外部コマンド「&MIN」を設定
キーカスタマイズを変更したら、あふの再起動が必要です。
AutoHotkeyの記述
下準備ができたら、下記内容のahkスクリプトを常駐させます。
;+----------------------------------------------------------------------------------------+
; AFxのウィンドウ限定
;+----------------------------------------------------------------------------------------+
#IfWinActive ahk_class TAfxForm
;「Ctrl+Shift+N」でAFxを最小化
^+n::Send,{b}
;+----------------------------------------------------------------------------------------+
; ウィンドウの限定を解除
;+----------------------------------------------------------------------------------------+
#IfWinActive
;「Ctrl+Shift+N」でAFxを開く
^+n::Run,"path\to\AFX.EXE" -s, ,max
手順は以上で完了です。
上記スクリプトが常駐している間、指定したショートカットキーでタスクトレイからの出し入れを行うことができます。
あふが起動していなければ新たに起動しますし、非アクティブ時はアクティブ化されます。つまりはこのショートカットキーだけでいつでもあふを呼び出し、隠すことができる訳です。
補足
ahkスクリプトを見て分かるとおり、アクティブ化はあふを-sオプション(重複起動制限)で起動する方法で行っています。これは、厳密にはあまり効率的な方法ではないかも知れません。より賢い方法があれば教えてもらえるとありがたいです。
また、ウィンドウの最小化をわざわざ「&MIN」コマンドとしてキーに割り当てているのは、AutoHotkeyのWinMinimizeではあふのウィンドウが正しくタスクトレイに入らず、画面上に小さなタイトルバーが残る現象が発生してしまったためです。
Comments»
はじめまして…ではないのですが、いつも参考にさせてもらってます。
あふ歴1年半くらいのへっぽこあふユーザーです。
今回の記事ですが、あふこまんど (作者氏サイトで配布されています) を
使うほうが若干経済的(?)です。
また、タスクトレイに入れるのではなく、普通に最小化しているのなら、
AutoHotkey を使ってプロセスの有無で判断するのが、より良いかと思います。
; Ctrl+Shift+N で あふを起動・アクティブ
^+n::
Process, Exist, AFX.exe
If ErrorLevel <> 0
WinActivate, ahk_pid %ErrorLevel%
else
Run, “D:\bin\AFx\AFXCMD.exe”
Return
ただし、これだとタスクトレイからの復帰はできませんが…
情報ありがとうございます。あふこまんど、試してみます。プロセス有無の判断でタスクトレイからの復帰ができないのは惜しいですね。しかしこの方法は何かと役立ちそうなので参考にさせていただきます。